私のお薦め特選素材1

月桃紙ハードボード『ちゅらサンニン』



この文章は『建築知識』2002年6月号 特別付録小冊子『私の薦める[定番]仕上げ材』
の中で私が書いた推薦文をそのまま掲載させて戴いております。




      

左上:4種類の既製品ボード 月桃(30%)+ 木材パルプ(70%)の混抄品。
木材パルプのNBKP:NUKPの比率によって4段階の色調がある。
単色でも綺麗だが市松模様に貼っても面白い。

右上:シルクスクリーン等でロゴやペットの写真などを印刷することにより
オリジナルの壁紙を製作することも可能。

■推薦理由■

月桃は亜熱帯に自生するショウガ科の多年草で、沖縄では生垣に使用されたり、繊維が強い事からサトウキビの収穫時のロープ代わりに使われてきた。 また、旧暦の12月8日に月桃の葉に包んだふかし餅を仏壇に供えたり、漢方薬として服用したりと古くから生活植物として重宝されてきた。

月桃の茎から繊維を抽出し、木材パルプとの混抄品として出来たのが月桃紙である。その月桃紙の特徴をそのままに500mm角、厚さ2mmのボード状にしたのが今回推薦する月桃紙ハードボード『ちゅらサンニン』である。ボード状にした事で施工性がアップし、厚みがある分、調湿効果も従来の月桃紙よりもはるかに高くなった。メーカーは『深呼吸する建材』と称している。
私がこの製品を推薦するのは下記の理由による。


@  月桃は多年草(非木材)なので地球にやさしい。
現在は月桃3:木材パルプ7の混抄品であるが将来的に木材パルプの変わりにケナフパルプ等が使用されれば完全な非木材建材となり得るのではないかと期待している。

A  防虫効果に優れている。ゴキブリなどの害虫に対しての忌避効果がある。

B  菌類、カビに対する抗菌力が高い。黄色ブドウ球菌、大腸菌、白癬菌などの菌類やクラドスポリウムなどのカビ類に対する効果がある。

Cビニールクロスに比べてホルムアルデヒドなどの含有量が極微量である。(0.01ppm以下)

D調湿効果に優れている。

施工は下地を選ばずRC、プラスターボード、ベニヤ等金属以外はどんな下地にも施工可能である。接着剤は熱帯マメ科の植物を原料とする専用の『クリスタイト』を使用すれば浸透するボード内の水分に柔軟に対応出来る。


発売元: リオ月桃テクノファーム株式会社
TEL:098-882-0457  FAX:098-882-0477
URL   http://www.gettohtec.co.jp
E-mail   tezkibio@fa2.so-net.ne.jp
 詳しくはメーカーのホームページをどうぞ! 



Copyright (C) ATELIER Tarchitectural design office
All rights reserved.
mail to info@atelier-t.com